ホリエモンさんは自身のSNSで「フジ・メディアHDの株買いました。日枝久、出てこい!」と投稿し、話題を呼んでいます。
日枝久(ひえだひさし)氏とホリエモンさん(堀江貴文・ほりえたかふみ)との確執は、2005年のニッポン放送買収未遂事件を契機に始まりました。
今回は、
【何があった】日枝久とホリエモンの確執とは|ニッポン放送買収まとめ
と題しまして、ホリエモンさんと日枝久氏との間にある確執とは何なのか、深掘りしていきます!
【何があった】日枝久とホリエモンの間にある確執とは?ニッポン放送買収騒動
2005年、ホリエモンさんは自身の会社ライブドアを率いてニッポン放送の株を35%以上獲得し、フジテレビの買収を試みました。
ニッポン放送とフジテレビって関係あるの?
ニッポン放送とフジテレビの関係とは?
ホリエモンによるニッポン放送買収騒動とは?
まずニッポン放送とフジテレビは、当時どのような構図だったのでしょうか。
ニッポン放送とフジテレビの関係
ニッポン放送はフジテレビの設立に関わり、フジテレビの筆頭株主だった。
ニッポン放送は、フジテレビの設立に深く関わってきました。
ニッポン放送はフジテレビへ資本と人材を送り込み、「フジテレビの生みの親」と呼ばれる存在でした。
フジテレビは急速に成長し、規模や時価総額がニッポン放送をはるかに上回っていきました。
2005年初頭時点で、ニッポン放送はフジテレビの筆頭株主で、フジテレビ株の22.5%を保有。
フジサンケイグループはフジテレビが主導していましたが、その親会社がニッポン放送という、ちぐはぐな状態でした。
この構造により、ニッポン放送の株式を買うことで、より大きなフジテレビを直接支配できる可能性がありました。
会社の規模や時価総額はフジテレビが大きい結果、時価総額の少額なニッポン放送株を買い集めることにより、フジテレビを支配できるという関係ある。
そのことにホリエモンさんは目を付けたのです。
フジテレビ買収未遂事件を契機に深い確執へ
ホリエモンさんは、自身の会社ライブドアを率いてニッポン放送の株を35%以上取得、フジテレビの買収を試みました。
2005年2月8日、ライブドアは時間外取引を利用して700億円を投じ、ニッポン放送株の29.5%を突如取得しました。
これにより、ライブドアは既に保有していた株式と合わせて35%を占める筆頭株主となりました。
日枝久氏は、フジサンケイグループの会長としてこの買収を阻止するため、徹底的な対抗策を講じました。
✔ ニッポン放送と協力して、フジテレビが大量の新株を買える権利(新株予約権)を発行しようとした。
✔ これが実現すれば、ライブドアがどれだけ株を買っても、ニッポン放送はフジテレビの子会社になれるはずだった。
しかし、ライブドアはこの新株予約権の発行が不公平だとして裁判所に訴えました。
裁判所はライブドアの主張を認め、新株予約権の発行を止めました。
フジテレビは当初、ニッポン放送株の50%超取得を目指してTOB(株式公開買付)を発表していましたが、ライブドアの急襲を受けて目標を「25%超以上」に変更し、ライブドアからの間接支配を排除する方針を固めました。
これにより、フジテレビはニッポン放送に対する影響力を強化できました。
フジテレビは3分の1超(33.4%)の株式を確保し、株主総会での特別決議(合併や役員解任など)を単独で否決できる株主になった。
これによりライブドアの影響力を大幅に弱めることができた。
上場廃止の可能性も
フジテレビとライブドアの合計持ち株比率が70%を超えたことで、東京証券取引所の規定により上場廃止の可能性が高まった。
これにより、ライブドアにとって株の買い増しが得策ではなくなりました。
この攻防の末、両社は話し合いで解決することにしました。
ライブドアは持っていたニッポン放送の株をすべてフジテレビに売り、代わりにフジテレビがライブドアに440億円出資することになりました。
これによりライブドアのニッポン放送における議決権比率は17.64%から7.57%に減少し、主要株主の地位を失いました。
最終的に、フジテレビが持株会社(フジ・メディア・ホールディングス)に変わったため、ニッポン放送はこの新しい会社の子会社となりました。
日枝さんは執念深くて、和解してからも彼はずっと僕の悪口を言っているらしくて、僕はいまだにフジテレビの番組に出られないんですよ。ほかの局は全部出ているのに、あそこだけは出られない。現場のディレクターとかがビビっちゃって。
引用元:AERA.dot
ホリエモンの逮捕は日枝久のせい?
ホリエモンさんは2006年1月に「有価証券報告書虚偽記載」と「偽計及び風説の流布」という2つの罪に問われ、懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けました。
ホリエモンさんは、この逮捕も日枝久氏が関与していると憤慨しています。
▼▼その当時の件を話しています。10分33秒から▼▼
「お前らのCIAがネタ提供して検察にそれを売って、それを(日枝久が)ニヤニヤしながら見てたのかなと思うとマジで腹立つ」
✔ フジテレビの記者のふりして、ホリエモンのスキャンダルを探す部隊がいた。
✔ そういう人材は、会計士や弁護士のエリート社員が配属される。
✔ 自分達(フジテレビ)にとって、マイナスを引き起こす人たちのスキャンダルネタを探している人達がいる。
映画みたいな話…!
ホリエモンさんが逮捕された理由は、主に証券取引法違反に関連しています。
具体的には、ホリエモンさんが代表を務めていたライブドアが2004年度の決算報告書に虚偽の内容を記載したとして、証券取引法に違反した疑いが持たれました。
この事件は「ライブドア事件」として広く知られています。
ホリエモンさんは、ライブドアのファイナンス部門が金融取引で利益を得る事業であるため、得た利益を投資利益として計上することに問題はないと主張しましたが、検察側は自社株を発行して資金を増やしているだけであり、本来は資本金として計上すべきであると反論。
ホリエモンさんは、懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けました。
ハメられた?
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またホリエモンがフジの株を買って話題
ホリエモンさんがフジテレビの株を購入し、再び日枝久氏に対して挑戦的な姿勢を見せています。
ホリエモンさんは、フジテレビをクリーンにするためには日枝久氏が退陣すべきだと主張し、株主総会での経営陣への退陣要求を呼びかけています。
具体的には、ホリエモンさんは「日枝さんが出てこないとフジテレビの問題っていうのは解決しないんですよ」と述べ、日枝久氏の責任を強調しました。
また、ホリエモンさんは日枝久氏を「チキン」と呼び、彼が会見に出席しないことを批判しました。
さらに、ホリエモンさんはフジテレビの株を購入し、株主総会での発言を呼びかけています。
ホリエモンさんは、フジテレビの経営陣に対して退陣を要求する声が高まっていることを指摘し、
「日枝久氏を含む経営陣の刷新が必要だ」
と訴えています。
ホリエモンさんは、日枝久氏が長年にわたってフジテレビの「院政」を敷いていることを批判し、これが現在のフジテレビの問題を引き起こしていると考えています。
ホリエモンさんは、日枝久氏に対して「ずっと院政、諸悪の根源」とも述べ、日枝久氏がフジテレビの経営において長年にわたって権力を保持していることを強く非難しています。