東京大学大学院を修了し、現在は神奈川県立保健福祉大学大学院で准教授を務める津野香奈美(つの かなみ)さん。
…と聞くと、なんだかすごく堅そうなイメージを持ってしまいますよね。
でも実は、3人の子どもを育てながら、研究や教育、社会の現場でも大活躍しているパワフルな女性なんです。
この記事では、そんな津野香奈美さんの学歴や経歴、研究のことはもちろん、家族との時間や子育てのほっこりエピソードまでご紹介します。
津野香奈美のwiki経歴学歴

東京大学大学院で博士号を取得し、ハーバード大学でも研究経験を持つ津野香奈美さん。
現在は横浜市立大学大学院ヘルスイノベーション研究科で准教授を務めています。
この章では、津野香奈美さんの年齢、学歴、経歴、専門分野などをまとめてご紹介します。
まずはプロフィール的な情報から見ていきましょう!
津野香奈美の年齢は?
津野香奈美さんの正確な生年月日は公開されていませんが、インタビューや経歴からある程度の年齢を推定することができます。
- 2008年に東京大学大学院 医学系研究科に入学 引用元:researchmap
津野香奈美さんは大体、30代後半から40代半ばくらいだと思われます。
津野香奈美の学歴
津野香奈美さんの学歴は、まさに「超エリートコース」と言える華やかさがあります。
以下に学歴を時系列でまとめました。
年 | 学歴・取得学位 |
---|---|
2008年 | 東京大学大学院 医学系研究科 修士課程入学 |
2010年 | 同大学院 修士課程修了、公衆衛生学修士 取得 |
2010年 | 同大学院 博士課程進学(医学・保健学) |
2013年 | 博士(医学・保健学)取得 |
その中でも修士号と博士号の両方を取得している点からも、研究に対する高い熱意と実力がうかがえます。
また、本人インタビューによると、修士課程在学中は国家公務員やコンサルタントなど別の進路も検討していたそうです。
ですが、修士1年の夏に研究室で初めてゼミ発表をした際、教授から「研究者に向いている」と声をかけられたことが大きな転機に。
大学院の教授陣が素晴らしく、とにかく研究の話や講義がおもしろかった。「研究者になるのも悪くないな」と思い始めていたところ、修士1年の夏に初めて研究室のゼミで発表した内容が好評で、教授にも「研究者に向いている」と言われたのがターニングポイントです。
引用元:自由大学
この経験を通じて「研究者になるのも悪くない」と思うようになり、そのまま博士課程に進学し、研究の道に本格的に進まれたそうです。
津野香奈美の経歴
津野香奈美さんは、東京大学大学院で博士号を取得したのち、国内外の大学や研究機関で実績を積み上げてきた研究者です。
津野香奈美さんは教育者としても幅広く活躍しており、特に公衆衛生や社会疫学の分野で注目を集めています。
まずはこれまでの経歴を一覧で見てみましょう。
年度 | 所属・職歴内容 |
---|---|
2013年頃 | 和歌山県立医科大学 講師 |
非公表(数年間) | ハーバード大学 公衆衛生大学院 客員研究員 |
2020年頃〜現在 | 神奈川県立保健福祉大学大学院 ヘルスイノベーション研究科 准教授 |
※参照元:
神奈川県立保健福祉大学 教員ページ
Researchmap プロフィール
津野香奈美さんは和歌山県立医科大学では、医学部講師として研究と教育に従事されていました。
その後、ハーバード大学公衆衛生大学院にて客員研究員として滞在し、国際的な視野を深めた経験を持ちました。

ハーバード大学!?
講義や研究指導のほか、自治体との連携事業など実務に直結した社会貢献活動にも力を入れており、まさに「研究と現場をつなぐ専門家」として高い評価を得ています。
次は、津野香奈美さんの専門分野について詳しく掘り下げていきます!
専門分野は?
津野香奈美さんの専門分野は、現代社会が抱える健康と働き方の課題に密接に関わるものばかりです。
特に注目されているのが、「社会疫学」と「精神保健学」、そして「行動科学」の3つの分野です。
分野名 | 内容の概要 |
---|---|
社会疫学 | 社会構造や労働環境など、社会的要因が健康に及ぼす影響を科学的に解明する研究分野 |
精神保健学 | メンタルヘルスの問題と予防に関する研究。特に労働者のストレスやハラスメント対応が中心 |
行動科学 | 人間の行動に焦点をあてた研究。健康行動の変容を促す仕組みや介入方法を検討 |
※参照:
神奈川県立保健福祉大学 教員ページ
Researchmap プロフィール
津野香奈美さんは、特に「職場のハラスメント」や「働く人のメンタルヘルス」にフォーカスした研究を数多く行っています。
「パワハラやいじめが心身にどんな影響を与えるか」「組織内でどんな支援が有効か」といった問いに、疫学的手法で答えを出すスタイルです。
津野香奈美さんの登場から再生されます。
また、大学教員としての研究だけでなく、企業や自治体に向けたメンタルヘルス教育・研修の設計や実施にも関与しており、実践への応用力が非常に高いのも特長。
研究成果を学術誌に掲載して終わりではなく、社会実装を見据えた活動を重視している姿勢が、多くの現場から信頼されている理由のひとつです。
では次に、そうした研究を活かした津野香奈美さんの「主な活動」についてご紹介します!
主な活動
津野香奈美さんは、研究者・教育者としてだけでなく、実務現場との連携にも積極的に取り組んでいます。
その活動は大学内にとどまらず、企業や自治体、メディアにまで広がっています。
活動カテゴリ | 内容 |
---|---|
大学内 | ヘルスイノベーション研究科で講義・研究指導を担当。主な授業は「健康行動科学」「社会健康学・社会疫学」など |
研究分野 | 職場のハラスメントと健康影響、メンタルヘルス支援、働き方改革の効果検証など |
社会貢献 | 自治体で「上司のお悩み相談室」参与として、現場の悩みに直接対応。ハラスメント予防の知見を現場へ還元 |
メディア出演 | ABEMA Primeなどに出演し、社会的テーマについてコメント。研究の社会的認知拡大にも寄与 |
教育支援 | 研究室の学生への丁寧な指導に定評があり、卒業生の進路も多岐にわたる |
※参考情報:
神奈川県立保健福祉大学 教員ページ
中でも特筆すべきは、「上司のお悩み相談室」という自治体プロジェクト。
ここでは、ハラスメントや人間関係に悩む現場の管理職からの相談に直接対応し、専門的な助言や研修を行っています。
現在、参与を務める自治体では「上司のお悩み相談室」を開催しています。部下対応に悩む管理職から、ありとあらゆる相談にのっているのですが、それはもう、皆さん悩んでいること悩んでいること。不安でいっぱいだった相談者が、晴れ晴れとした顔で帰られるのをみるのも、やりがいを感じる瞬間です。
引用元:自由大学
研究成果を社会に還元するという姿勢が、このような現場支援にも活かされているのが津野香奈美さんの強みですね。
津野香奈美は結婚している?家族構成は?

研究者として多忙な毎日を送る津野香奈美さんですが、実は3人のお子さんを育てる母親でもあります。
家庭と仕事を両立しながら日々奮闘する姿は、多くの女性たちにとって心強いロールモデルといえる存在です。
ここでは、津野香奈美さんの結婚や夫婦の関係、家族構成について詳しく見ていきます。
津野香奈美の家族構成
津野香奈美さんは、結婚しており、夫と3人の子どもがいる5人家族です。
関係 | 詳細情報 |
---|---|
本人 | 津野香奈美さん(研究者・准教授) |
配偶者 | 夫(詳細非公開・育児協力的) |
子ども | 3人(年齢非公開。ただし1歳・3歳の子どもが登場するエピソードあり) |
本人インタビューでは、夫が「育児ノイローゼ気味になった時にSOSを出してきた」というエピソードも明かされており、共働き家庭としてのリアルな悩みや支え合いが垣間見えます。
また、「今日は帰らないと思って欲しい」と夫に伝えて研究に没頭する日もあるとのことで、夫婦間で家事・育児を柔軟に分担している様子が伝わってきます。
「今日は集中できそうだな」と思う日は、夫に「今日は帰らないものと思って欲しい」と連絡し、家事育児を全て任せて、明け方まで作業することもあります。夫には本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
引用元:自由大学

とてもいい夫婦関係ですね!
このような関係性があるからこそ、津野香奈美さんは研究と家庭を両立できているのかもしれません。
次は、3人のお子さんの詳細や、ほっこりする育児エピソードを見ていきましょう!
子供は3人
津野香奈美さんには、3人のお子さんがいることが明らかになっています。
この情報は、本人のインタビューの中で語られたエピソードから読み取ることができます。
- あるインタビューで「3歳と1歳の子どもが手をつないで歩いていた」という記述あり
- また別の文脈では、「夫が3人の子どもの世話をしている」という表現も登場
このことから、2025年時点で:
- 末っ子が2〜3歳前後
- 上の子は小学校低学年くらい
- 3人兄妹(または兄弟・姉妹)構成と推測されます

子育て中の生活スタイルについても具体的に語られていて、例えば、登園準備がある平日と違って「休日は家族でのんびり寄り道を楽しむ」といった柔らかな日常が印象的です。
また、3人の育児と大学教員という多忙な生活の中でも、「子どもと遊ぶ時間が一番の癒し」と語っている津野香奈美さん。
登園時間が決まっている平日と違って、いくら道の途中で寄り道しても良い時間は、休日ならではです。ひたすら「かわいいな~」と思って接していますね。この間、初めて2人(3歳と1歳)が手を繋いで歩いていたんです。もう、その姿がかわいすぎて。完全に親バカですね。
引用元:自由大学
研究者という堅いイメージとは裏腹に、家庭ではとても親しみやすく、温かな母親像が浮かび上がります。
そんな津野香奈美さんの、ほっこりする子育てエピソードについて次で詳しく紹介していきますね。
子育てエピソードは?
津野香奈美さんの子育てエピソードには、研究者という肩書きからは想像できないような親しみやすさと温かさが詰まっています。
インタビューでは、夫婦共働きであること、育児に対する夫の協力、そして何より子どもたちとの時間を何より大切にしている様子が語られています。
- 「休日は必ず家族で出かける」と決めており、子どもとの時間を最優先にしている
- 「登園時間がない休日は、寄り道し放題。“かわいいな〜”と思いながら接してます」という親バカ発言も
- 「3歳と1歳の子が手をつないで歩いていた姿がかわいすぎて…」と語る場面もあり
- 仕事の関係で集中したい日は、「今日は帰らないと思ってほしい」と夫に伝え、家事育児を任せることも
これらの発言から、津野香奈美さんが「仕事と家庭の両立」に対して前向きに、そして柔軟に取り組んでいる様子がうかがえます。
特に、夫との連携を通じて育児を乗り越えている姿は、共働き世帯のリアルそのもの。
「働くママ」としてだけでなく、「パートナーと協力し合う家庭人」としての一面も非常に魅力的ですね。
次は、そんな津野香奈美さんが取り組む研究テーマと社会貢献について見ていきましょう!
津野香奈美准教授の研究テーマと社会貢献とは?

公衆衛生の分野において注目を集めている津野香奈美さん。
その研究は、職場のハラスメントやメンタルヘルスといった「働く人」のリアルな課題に切り込む内容ばかりです。
ここでは、津野香奈美さんが専門とする社会疫学の視点から、どのように現代社会の問題にアプローチしているのかを詳しく見ていきます。
社会疫学・ハラスメント研究で注目される理由
津野香奈美さんの代表的な研究テーマは、「職場のハラスメントが従業員の健康に与える影響」です。
この分野は、長らく“感情論”や“職場の人間関係”として片付けられてきたテーマですが、津野香奈美さんはこれを疫学という科学的手法でアプローチし、構造的に解明しようとしています。
テーマ | 研究内容 |
---|---|
パワハラ・いじめと健康影響 | 職場での暴言や無視が心身の健康に与える影響を、疫学調査で明らかにする |
ハラスメント防止策の効果測定 | 組織内での研修・制度が労働者のストレス軽減にどれほど役立っているかを数値で検証 |
上司と部下の関係性 | 管理職の支援や対応スタイルが、職場の空気やメンタルヘルスにどう作用するかを分析 |
津野香奈美さんのアプローチは、「こうすればよくなるはず」という経験則ではなく、「こうした事例に、これだけの健康被害がある」「この施策には有意な効果がある」といった明確なデータとエビデンスに基づいた提案である点が大きな特長です。
また、ただ研究成果を論文にするだけではなく、自治体や企業に向けて研修・支援を行うなど、現場への“還元”を重視している姿勢も高く評価されています。
社会疫学という一見堅い分野の中に、津野香奈美さんの「人を助けたい」という思いがしっかりと根を張っている。
そんな研究スタイルが、今、多くの実務家や研究者から注目されている理由なのかもしれません。