子供をお望んでいたはずの丸岡いずみ（まるおかいずみ）さんが、親権を“手放した”というニュースに、驚いた方も多いのではないでしょうか。
長年の不妊治療、うつ病との闘い、そしてようやく授かった命。
それでも丸岡いずみさんは「子供のために」と、ある決断を下しました。
その背景には、誰にも言えなかった葛藤や苦しみ、そして母としての深い愛情があったんです。
この記事では、丸岡いずみさんが子供を手放すことになった背景と現在の関係性、子供との現在の関係、そして未来への想いについて、丁寧にお伝えしていきます。
丸岡いずみが子供を手放したという衝撃のニュースとは？
芸能界でも人気だった丸岡いずみさんが、子供の親権を手放していたというニュースは、多くの人にとって衝撃だったと思います。
しかも丸岡いずみさんは育児にも積極的な印象があったからこそ、「なぜ？」と疑問に感じた人も多いはずです。
「丸岡いずみさんが子供を手放した」というのはどういう意味なのかを見ていきましょう。
丸岡いずみが語った「子供を手放す決断」に至った3つの理由
丸岡いずみさんが、子供の親権を元夫に譲るという選択をした背景には、いくつかの深い理由がありました。
理由①精神的な不安定さ
理由②代理母出産であること
理由③夫側のサポート体制が整っていた
では、丸岡いずみさん自身が語っていた記事や、関係者の証言から明らかになっている「3つの理由」をご紹介します。
理由①精神的な不安定さ
丸岡いずみさんは過去にうつ病を患っていて、その後も再発の兆候が見られることがありました。
特に子育て中は、気持ちの浮き沈みが激しく、「自分にちゃんと育てられるのか」という強いプレッシャーを感じていたそうです。
理由②代理母出産であること
丸岡いずみさんは高齢での妊娠が難しく、ロシアの代理母を通してお子さんを授かりました。
２０１６年には、代理母出産の道を選び、ロシア在住の代理母と契約。凍結受精卵を提供し、２０１８年１月３日（現地時間）に３４００gの男の子が生まれました。
引用元：grapee.jp
でも「自分で産んでいない」ということが、心のどこかで“母親としての自信のなさ”に繋がっていたとも言われています。
理由③夫側のサポート体制が整っていた
有村昆さんのご実家は経済的に安定していて、祖父母も育児にとても協力的。
環境的に見ても、お子さんにとって安心して過ごせる体制が整っていたんですね。
この3つの理由が重なり、丸岡いずみさんは「今の自分より、夫側で育った方が幸せになれる」と判断したのだと思います。
次の章では、丸岡いずみさんが語った「子供を手放す決断」に至った3つの理由についてひとつずつ詳しくお伝えしていきます。
精神的な限界と向き合った過去｜うつ病と育児ストレス
丸岡いずみさんは、これまでの人生で何度も「限界」と向き合ってきた方です。
特に印象的なのは、2011年の東日本大震災の取材後に発症したうつ病。
現地での過酷な取材、遺体搬送などの現場、そして震災後の怒涛の報道ラッシュが、丸岡いずみさんの心と身体に大きな負担をかけていました。
その後、丸岡いずみさんは徳島の実家で療養を経て回復しますが、実はこの経験が、育児にも深く影響を与えていたようです。
お子さんが誕生したのは2018年。
丸岡いずみさんは念願の子どもを授かった喜びはもちろん大きかった一方で、「ちゃんと育てなきゃ」という責任感がプレッシャーになってしまったといいます。
もともと真面目で完璧主義な性格の丸岡いずみさん。
育児の些細なことでも「自分がうまくできていない」と感じ、どんどん心が追い詰められていったそうです。
丸岡いずみさんは周囲にはなかなか助けを求められず、「母親として失格なのでは」という思いを抱いてしまったこともあったようです。
心の中にずっと抱えていた“弱音”を、誰にも見せられなかった。
そんな丸岡いずみさんの苦しみは、同じように育児に悩む多くの人の気持ちにも、きっと通じるところがあるのではないでしょうか。
次は、そんな丸岡いずみさんが「代理出産」で感じていた葛藤や、そこに潜む思いについて深掘りしていきます。
代理出産への葛藤｜「自分で産んでいないこと」の苦しみ
丸岡いずみさんは、長年にわたる不妊治療の末、ロシアで代理母出産という方法を選び、ようやく子供を授かりました。
子供を望んでいた丸岡いずみさんにとって、それはまさに希望の光だったはずです。
もちろん、丸岡いずみさん・有村崑さん 2人の遺伝子を引き継いだ実子です。
しかし、実際に子育てが始まると、丸岡いずみさんの心の中には複雑な思いが渦巻いていたといいます。
それは、「自分で産んでいないこと」への葛藤でした。
丸岡いずみさんは世間からは“母親”として見られる一方で、自分の中では「ちゃんと産んでいない」という引け目が消えなかったそうです。
彼女には人知れず“自分で子どもを産んでいないことで批判を受けるんじゃないか”というストレスもあったそうで。キャスター時代からまじめで完璧主義者で、周囲に悩みを打ち明けることもできず、どんどんため込んでしまっていたようです」（前出・知人）
引用元：女性週間PRIME
生活の激変に加えて、この“見えないプレッシャー”が心をどんどん締め付けていったと丸岡いずみさんは語られています。
丸岡いずみさんは産後まもなく、育児の疲れや不安、そして「産んでないから母親らしく振る舞えないかも」という気持ちに押しつぶされそうになったといいます。
実はその頃から、丸岡いずみさんは子供の育児を夫やその実家に頼る時間が増えていき、徐々に「物理的な距離」が生まれていったようなんです。
丸岡いずみさんのように、代理母出産を経験した女性が抱える心理的な負担については、まだ社会的な理解も十分とは言えません。
だからこそ、丸岡いずみさんはその思いを誰にも言えず、一人で抱え込んでしまったのではないでしょうか。
「自分が産んでいないから、この子に対してうまく愛情を示せないのではないか」
そんな不安が、どこかにあったのかもしれません。
けれど実際には、丸岡いずみさんは子供のことを何よりも大切に思い、日々できる限りの愛情を注いでいたことは、SNSや取材でもたびたび伝えられています。
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丸岡いずみさんの代理出産についてはこちらで詳しく書いています。
離婚と“親権問題”の真相｜なぜ夫・有村昆に？
丸岡いずみさんが親権を持たず、元夫の有村昆さんに渡ったという事実に驚いた方も多いのではないでしょうか。
一般的に、特にお子さんが幼い場合は、母親が親権を持つケースが多く見られますよね。
ですが、今回のケースにはいくつかの複雑な背景があったようです。
まず、離婚のきっかけについては、有村昆さんの不適切な異性関係が報じられたことが理由とされています。
「5月に『フライデー』で女性とホテルで密会していたことが報じられ、本人もそれを認めるコメントを発表。レギュラー番組をすべて降板し、芸能活動を自粛していました。丸岡のぞみさんからは“襟を正すように”と言われたそうですが、けじめとして有村崑さんから離婚を申し入れたようです」（スポーツ紙記者）
引用元：女性週間PRIME
しかし、親権に関する判断は、その問題とは切り離されていたと考えられます。
実際には、丸岡いずみさんが過去にうつ病を患っていたこと、そして育児によるストレスや精神的な不安が大きな要因だったようです。
また、有村崑さんのご実家は経済的に非常に安定しており、子育てにも協力的だったことから、生活環境としても非常に整っていたと言われています。
今は両親と僕、息子で暮らしています。息子は僕が仕事に出ている間は基本的には保育園。遅くなる時は父と母が面倒を見てくれています。
離婚に向けての話し合いの中で、子どもをどう育てていくのか。２人にとって大切なことなので、夫婦で時間をかけて話し合いました。
その結果、僕が親権を持つことになりましたが、子どもにとっての父親は僕であり、母親は丸岡いずみです。
引用元：Yahoo！ニュース
そうした中で、丸岡いずみさんは「自分の手元で育てるよりも、お子さんにとってより良い環境を」と考え、親権を譲るという選択をされたのではないでしょうか。
決して「育児を放棄した」ということではなく、「子どもの幸せを最優先に考えた決断」だったことが伝わってきます。
次は、そんな丸岡いずみさんが今、どのように子供と関わりながら暮らしているのか。
“母としての現在地”について見ていきましょう。
丸岡いずみと子供の“今”｜離れていても変わらない愛情
たとえ親権を持っていなくても、子供への愛情が薄れるわけではありません。
丸岡いずみさんもまさにそうで、離れて暮らしている現在でも、お子さんとの絆を大切にされています。
離婚後は、有村昆さんが親権を持ち、子供と一緒に暮らしているとのことですが、丸岡いずみさんも定期的にお子さんと会っているようです。
週末に会う時間や、ちょっとしたお出かけを通して、丸岡いずみさんは親子の関係を丁寧に育んでいるそうですよ。
丸岡いずみさんのSNSでも、ときどき子供とのツーショットや、日常のやりとりが投稿されており、そこにはお互いに信頼し合っている様子が感じられます。
また、お子さんは「ママが死ななくてよかった」と丸岡いずみさんに語ったことがあったそうです。
これは、丸岡いずみさんが東日本大震災の現地取材で見た過酷な状況をお子さんに話した際、写真を見た彼がポツリとつぶやいた一言。
私がヘルメットをかぶって地震の中継をしていた映像を見せたこともあるんですが、子どもは『あっ、ママだ。ママがテレビに出てる』とはしゃぎつつ、『ママが死ななくてよかった』って……。彼なりにいろいろとわかるみたいです」
引用元：AERA
その言葉に、丸岡いずみさんはしばらく動けなかったといいます。
たとえ“母子が離れて暮らしている”という現実があったとしても、心の距離は決して離れていない。
丸岡いずみさんは、今も「母」としての役割を、丸岡いずみさんなりの形で果たし続けているのです。
次は、そんな丸岡いずみさんが現在どのような仕事や活動をしているのか、そしてどんな未来を見据えているのかをご紹介していきます。
丸岡いずみが選んだ“新しい生き方”とこれから
数々の試練を乗り越えてきた丸岡いずみさん。
うつ病の発症、流産、代理出産、育児への葛藤、そして離婚と親権の決断——そのどれもが簡単なことではなかったはずです。
それでも丸岡いずみさんは、自分の人生をしっかりと見つめ直し、新しい道を歩み始めています。
現在の丸岡いずみさんは、キャスター業を再開しながら、心理カウンセラーとして教育分野でも活躍中です。
特に注目されているのは、通信制高校「松実高等学園」の顧問としての活動。
丸岡いずみさんは不登校や心に悩みを抱えた生徒たちと向き合いながら、自身の経験をもとに、寄り添う言葉を届け続けています。
お話を頂いた際は、なぜ私？？と驚いてしまいましたが、理事長をはじめ学園の先生方が以前から私の書籍を読んで下さっていたとのこと。大学院で学んだ教育心理や、何より、自身が経験したうつ病からの克服体験などを是非学園の生徒や保護者の方に伝えてもらいたいということでした
引用元：スポーツ報知
また、丸岡いずみさんさんはラジオ番組やYouTube、コラム執筆など、多方面での発信も積極的に行っていて、「伝える仕事」を軸に人生を再構築している姿がとても印象的です。
丸岡いずみさんは「トンネルの中にいるようでも、必ず光は見える日が来る」と力強く語っています。
自らが“光を見失った時期”を乗り越えたからこそ、説得力のある言葉ですよね。
今、丸岡いずみさんが選んでいるのは「完璧なお母さん」ではなく、「自分らしい形で子供と関わる母親」。
そして「自分の人生を大切にしながら、誰かの力になる」こと。
これからの丸岡いずみさんの歩みは、同じように悩む人にとって、きっと希望やヒントになるはずです。
よくある質問（Q&A）
Q: 丸岡いずみさんは本当に子供を“手放した”のですか？
A: 「手放した」というより、「子供の幸せを優先して親権を譲った」というのが正確な表現です。うつ病の再発や育児への不安もあり、当時の環境としては元夫側の方が安定していたことが理由とされています。
Q: 子供とは今も会っているのでしょうか？
A: はい、丸岡いずみさんは離れて暮らす現在でも、週末などにお子さんと会っており、SNSでも親子のやり取りが垣間見える投稿をされています。離れていても愛情はしっかり注がれているようです。
Q: なぜ代理母出産を選んだのでしょうか？
A: 丸岡いずみさんは長年の不妊治療と2度の流産を経て、年齢的なリスクも考慮し、夫婦で話し合った末に代理母出産を選択されました。お子さんはロシアの代理母を通じて誕生しています。
Q: 丸岡いずみさんの現在の活動は？
A: キャスターとして復帰したほか、メンタルケアカウンセラーや高校の顧問、ラジオ・YouTube・コラム執筆など、幅広い分野で活動しています。教育・心理の分野に力を入れているのが特徴です。
Q: 丸岡いずみさんはもううつ病を克服したのでしょうか？
A: 現在はうつ病を克服し、落ち着いた生活を送っているようです。ただし無理をせず、自分のペースで活動を続けていることも印象的です。
◇ ◇ ◇
丸岡いずみさんの人生はとても波瀾万丈ですが、その分リアルで共感できるものばかり。
同じように子育てや心の問題で悩んでいる方にとって、丸岡いずみさんの姿はきっと大きなヒントになると思います。
この記事を読んで、少しでも「ひとりじゃない」と思ってもらえたら嬉しいです。